YAMとは?
骨密度の測定検査を行った事がある方はYAMと呼ばれる数値を目にしたことがあるかと思います。このYAMとは、Young Adult Meanの頭文字から名称がつけられており、その頭文字の略称です。これらを日本語に訳してみると…⇒続きを見る
YAM平均値と検査値の割合で状態を確認
YAMが示す若年成人平均値の指標となる年代は実際どの程度までの年齢の範囲を示しているのでしょうか?一般的にYAM平均値として用いられている指標は、20歳から44歳までの健康女性の骨密度(BMD)の平均値がYMA値…⇒続きを見る
骨密度の測定方法と測定単位
骨密度の測定に関しては、「g/cm2(平方センチ)単位」にて測定がなされ、数値がデータとして算出されます。骨密度は、そもそも単位面積あたりの骨量いわゆる「骨の重さ」の測定です。この骨量はg/cm2(平方センチ)単位が基準となっているという事になります。骨密度測定検査などを行う場合は、このような測定単位…⇒続きを見る
骨密度(BMD)とは?
骨密度(BMD)とは、骨を構成する主要成分である「カルシウム」「ミネラル」などの成分が骨の内部にどの程度含まれているのかを表すもので、一般的に骨の強さ、強度を示す指標として用いられております。 尚、医学的には、骨密度の事を骨塩定量(こつえんていりょう)とも呼びます。骨密度は、幼少期には数値が低く、成長に伴い骨密度は徐々に高まり成人期…⇒続きを見る
男性と女性の低下割合の違い
骨密度は前項のBMDとはでも解説したとおり、ピーク年齢を過ぎると徐々に数値は低下していく傾向にあります。特に女性は、低下割合が男性と比較すると早く、骨密度の低下が著しく数値として確認されるケースも多くあります。尚、一般的にその低下割合は女性は男性の約2倍程度の速さで骨密度の減少…⇒続きを見る
女性ホルモンの分泌量と骨量低下の関連性
男性よりも女性の低下割合が高い原因のひとつして考えられている要因は女性ホルモンの影響が最も大きな要因であると考えられております。特に女性の場合は更年期以後(閉経以後)の骨密度の低下減少が著しい傾向にあることも確認されております。更年期障害は閉経を迎えた女性にあわられる特有の幾つかの症状を発症する疾患の総称…⇒続きを見る
骨粗鬆症の原因と予防対策
骨密度の低下がもたらす最大の疾患のひとつに骨粗鬆症と呼ばれる骨の病気があります。骨粗鬆症とは、完結に述べると骨密度の低下により骨がもろくなり骨折をしやすい弱い骨構造になってしまう疾患です。 骨粗鬆症は、基本的に老化現象の一種と捕らえることも出来る疾患のひとつで、80歳代の女性のおよそ50%は骨粗鬆症を発症…⇒続きを見る
YAMによる骨粗鬆症の診断基準
骨密度の測定検査では主に骨粗鬆症の可能性を検討して検査が実施されるケースが大半です。骨粗鬆症の判定基準としては、YAMを判定基準として一般的に●YAM70~80%⇒危険信号(骨量減少)●YAM70%未満⇒骨粗鬆症として診断されます。尚、80%以上のケースは正常値…⇒続きを見る
カルシウムだけでは骨は成長しない
骨密度を高める栄養成分として●カルシウム●ビタミンDの2つの栄養素があります。どちらも、食事から摂取できる栄養素ではありますが、必要摂取量を食事のみから摂取することは難しいのが現状です。このような場合、サプリメントなどの栄養補助食品を利用するのもひとつの手段です。骨と言えば色などの関連性からもカルシウムとイメージされる方…⇒続きを見る
注目を集めるMBP
近年、骨粗鬆症の予防・対策の栄養成分として注目されている成分にMBPと呼ばれる成分があります。このMBPは、牛乳や母乳に微量に含まれている成分のことで骨細胞へ直接働きかける作用があり、骨密度を高める働きがある事が確認されております。骨は新陳代謝を常時繰り返していますが、この骨の新陳代謝に関与する骨細胞に骨芽細胞(こつがさいぼう)と破骨細胞(はこつさいぼう)があります。骨芽細胞は骨を作り出す細胞、そして破骨細胞はその名前のとおり骨を破壊…⇒続きを見る
運動が骨の成長を促すのは本当か?
骨密度は、運動によっても密度を高める事ができることが確認されております。これは、骨が筋肉などの細胞組織同様、一定の負荷を受けることで、強く成長する性質をもっている為です。寝たきりの方の骨密度が低下してしまうのは、この骨への負荷の減少も原因のひとつなのです。成長期の子供の場合、運動をしている子供の方が身長が伸びやすいと言われてきた原因…⇒続きを見る
骨密度を高める運動種目
骨密度を高める運動として最も適している運動はウォーキングが最適と考えられております。ウォーキングは重力の働きによって自重が骨への負荷となり、適量の負荷が骨細胞組織に働きかける為です。逆に、ハードすぎる運動をした場合は、負荷が強く働きすぎることから、傷ついた組織の修復が追いつくことができず逆に骨密度を低下させる事もあるので、注意が必要…⇒続きを見る
成人男性は1日600ミリグラムが基本
骨を形成する最大の栄養素は、誰もがイメージでも思い浮かぶカルシウムであることは、間違いありませんね。では、このカルシウムですが、いったいどの程度の量を摂取すると良いのでしょうか?ここでは、1日のカルシウム摂取量の目安…⇒続きを見る
牛乳コップ1杯に含まれるカルシウム量は210mg
カルシウムの必要摂取量を摂取するためにいったいどの程度の食品を摂取すれば達成できるのか?ここでは牛乳を例にチェックして見ましょう。牛乳コップ1杯(約200CC)に含まれるカルシウム量は210ミリグラムです。これだと、コップ3杯で、600ミリグラムに達するので、思ったよりも容易に感じるかもしれません。しかし、牛乳にはカルシウムだけでなく大量の…⇒続きを見る
授乳期のお母さんはカルシウムを大量に消費する
骨密度を高める食事の基本は、カルシウムの摂取がやはり何よりも必要となります。このカルシウムの1日に必要となる摂取量は前項でも解説したとおり成人で最低600ミリグラムの摂取が必要となります。しかし、妊婦や、授乳期のお母さん、そして成長期の子供やスポーツアスリートは更に多くのカルシウムの摂取が必要…⇒続きを見る
成長期のスポーツをしている子供は900mgが推奨値
赤ちゃんは母乳を通じて成長するための栄養素を全て補給しています。その為、授乳期のお母さんは、今まで以上に多くの栄養素を摂取し自分自身と赤ちゃん二人分の栄養素を摂取していかなくてはいけません。もちろん、これは授乳期に限らず、妊婦さんとまだお腹の中にいる胎児も同様です。尚、妊婦、授乳期のカルシウムの摂取量の目安は…⇒続きを見る
MBPとは?
MBPとは、牛乳や母乳などに微量に含まれているたんぱく質成分のことで、骨の形成に大きく関与する事が確認されつつある成分です。骨は、筋肉や皮膚などの細胞同様、毎日のように新陳代謝され生まれ変わっております。この新陳代謝の働きは、骨の破壊と形成という2つのサイクルによって行われております。この骨の破壊を行う細胞が破骨細胞、そして骨を形成する細胞が骨芽細胞…⇒続きを見る
骨の新陳代謝とMBPの働き
成長期の子供の骨は、骨芽細胞が多く骨の形成が盛んである為、骨は成長し骨密度は徐々に高くなります。しかし、成人期になり、20代後半を迎えると、この骨の新陳代謝活動は、破骨細胞による「骨の破壊」が盛んになり骨密度の低下現象を引き起こすようになるのです。MBPは、この骨の新陳代謝活動に大きく関与し、骨の形成活動を盛んにし、かつ骨の破壊活動を引き起こす…⇒続きを見る
超音波式測定器は高額
骨密度の測定器の価格は正直驚くほど高額で、基本的に販売されている測定器は医療事業者向けの製品が大半です。骨密度の測定には超音波を使用して骨の内部を確認するタイプが基本で、骨密度検査では腰椎の密度を測定しますが、超音波による測定器では、「かかと」の踵骨や「手首」の橈骨部位を基本として測定するものが多くあります。超音波式の骨密度測定器の…⇒続きを見る
簡易式の骨密度測定器
超音波式の骨密度測定器は高額なものが大半ですが、探してみると10万円台の超音波式骨密度測定器もあります。骨粗鬆症の治療段階でどうしても毎日数値を確認しておきたい場合はこれらの製品を自宅用に購入しておくのも良いでしょう。尚、近年では体脂肪計やヘルスメーターの中に簡易的な骨密度測定数値を示す機器…⇒続きを見る
日常生活の改善から取り組む
骨密度の測定検査で数値に大きな低下が見られた場合は、出来る限り早い段階で対応を行っていくことが重要です。改善ポイントとしては、まず日常生活から改善を図ること。この日常生活の範囲内でまずは対策を行っていくようにしましょう。食事の改善は、今日からできますし、運動療法も今日からすぐに対応できるものです。骨密度は骨の内部の骨量の低下によって数値の減少…⇒続きを見る
骨密度の維持が重要
骨は刺激を受けることで強く成長する性質をもっております。運動が骨の成長を促すのは本当か?参照その為、骨密度を維持していく為にも軽い運動は是非取り入れていきましょう。骨への負荷は自分の体重で十分である為、毎日の散歩程度でも十分に骨への刺激が加わり骨密度の低下を抑制する対策となります。負担を高める為…⇒続きを見る