骨密度を高める栄養成分として
●カルシウム
●ビタミンD
の2つの栄養素があります。
どちらも、食事から摂取できる栄養素ではありますが、必要摂取量を食事のみから摂取することは難しいのが現状です。
このような場合、サプリメントなどの栄養補助食品を利用するのもひとつの手段です。
骨と言えば色などの関連性からもカルシウムとイメージされる方が多いと思います。
もちろん骨の成長にはやはりカルシウムが不可欠ですが、カルシウムだけ多く摂取しても頑丈な骨は形成できません。
ビタミンDは骨の成長に不可欠な栄養素として知られていますが、ビタミン類は13種類のビタミン類の1つでも欠けると、効果が半減します。
また、細胞の構成に欠かせないたんぱく質も摂取する必要があります。
これらの栄養素をしっかり満遍なく摂取していくには、不足分のみをサプリメントなどで補充するという認識をもつと良いでしょう。
サプリメント類は栄養補助食品に分類されているとおり、あくまで主食の補助という役割のもとに上手に活用していくことが大切です。
近年、骨粗鬆症の予防・対策の栄養成分として注目されている成分に
●MBP
と呼ばれる成分があります。
このMBPは、牛乳や母乳に微量に含まれている成分のことで
●骨細胞
へ直接働きかける作用があり、骨密度を高める働きがある事が確認されております。
骨は新陳代謝を常時繰り返していますが、この骨の新陳代謝に関与する骨細胞に骨芽細胞(こつがさいぼう)と破骨細胞(はこつさいぼう)があります。
骨芽細胞は骨を作り出す細胞、そして破骨細胞はその名前のとおり骨を破壊する細胞です。
MBPは破骨細胞の働きを抑制し、骨芽細胞の働きを促進させる効果が確認されているため、大きな注目を集めるようになったのです。
尚、牛乳などからMBPを摂取することも可能ではありますが、ごく微量しか摂取出来ません。
その為、MBP濃度を凝縮した加工サプリメントを利用するのも良いでしょう。